当社九州支店八幡事業所では、製鉄所の酸洗ラインから発生する廃塩酸を再生するとともに酸化鉄(Ⅲ)[Fe2O3]を製造しています。この酸化鉄は主にフェライト(磁性材料)の原料として使用されています。八幡事業所の生産量は、年間約9,600tとなっていますが、お客様の需要量が変化しても安定供給できるよう、一定量を在庫として保管しています。
当社は在庫品を含めた品質管理強化の一環として、自社倉庫能力アップに取り組み、2024年12月に電動式移動ラックと屋外荷捌き場が完工しました。これにより保管能力は従来比2倍へと大幅にアップしたため、搬出搬入の効率化、製品管理の細分化が実現し、また雨天時の出荷作業も万全な対応が可能となりました。
当社は酸化鉄の国内トップメーカーとして、品質・数量ともに、お客様からの安定供給のご期待にこれまで以上にお応えしてまいります。