~野菜栽培とチョウザメ養殖を本格開始~
株式会社テツゲン(代表取締役社長:佐藤 博恒)、メタウォーター株式会社(代表取締役社長:山口 賢二)、株式会社プラントフォーム(代表取締役CEO:山本 祐二)の3社が出資参画する、合弁会社「株式会社テツゲンメタウォーターアクアアグリ(代表取締役社長:株屋 進、以下「テツゲンメタウォーターアクアアグリ」)」は、2022年7月に竣工した「アクアポニックスパークおおふなと」*1のオープニング記念セレモニーを2022年9月29日に開催しました。
当日は、戸田公明大船渡市長、三浦隆大船渡市議会議長、米谷春夫大船渡商工会議所会頭他、日頃よりご支援いただいている方々にご出席を賜り、アクアポニックスパークおおふなとへの強い期待が込められたセレモニーとなりました。
式典では、当社東北支店長でテツゲンメタウォーターアクアアグリの株屋社長が「この施設から、ここ大船渡へ、そして東北、さらに全国へとおいしい野菜とチョウザメをお届けしていくことで、雇用の創出、地域事業との連携など、地域活性化へ貢献していきたい」と意気込みを語りました。
また、戸田大船渡市長より、「事業が本格的にスタートしたことは、市としても大変ありがたく、心から御礼申し上げます。この施設の稼働は、地元雇用の創出、地域産業との連携、生産物の販売・消費による地域の活性化につながると期待しています」と祝辞を頂きました。テツゲンメタウォーターアクアアグリ筆頭株主である当社の佐藤代表取締役社長は、「生き物を育てるという難しい事業への挑戦。皆様のご協力を得ながら、地域の皆様に愛され、大きく発展して欲しい」と激励しました。
式典後には、施設内の内覧会を行い、施設の説明に加え、飼育を開始したチョウザメをご覧いただきました。
近年下水処理場では、人口減少に伴う統廃合や技術革新による処理の効率化などにより、未利用となっている土地が多く存在しています。また国土交通省が推進する「下水道リノベーション計画」においても、下水処理場を「下水熱や再生水等を活用し農業生産拠点化」することが推奨施策の一つとして掲げられています。大船渡市は、テツゲンメタウォーターアクアアグリが提案したアクアポニックス事業を、下水処理場未利用地の有効活用、余剰エネルギーの利活用に加え、人材雇用創出、地域産業との連携、就農者育成など、地域連携に資する取り組みと捉え、テツゲンメタウォーターアクアアグリとの間で事業用定期借地権設定契約を締結、本事業の事業用地を提供されました。
アクアポニックスパークおおふなとで展開するアクアポニックス事業は、養殖する魚の排泄物を肥料にして野菜を育てるため、“水で行う有機栽培”とも言われます。農薬や化学肥料を一切使わず、水を循環することで、環境負荷は極めて軽く、SDGsの理念にも通じる次世代の環境保全型農業です。
当社はテツゲンメタウォーターアクアアグリの事業を通じて、地域の活性化に貢献していくと共に、長年にわたり培ったリサイクル技術をベースに魅力ある事業を創出することで、地域創生型ビジネスの提案と発展に挑戦してまいります。
*1「アクアポニックスパークおおふなと」が完成 (https://www.tetsugen.co.jp/pdf/news/20220715_1.pdf)
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株式会社テツゲン 広報担当 電話番号:03-3262-4140