製品情報  

当社は昭和41年に現日本製鉄株式会社室蘭製鉄所にて、スプレー焙焼法による酸化鉄製造、廃塩酸回収の業務を手がけ、その後、製造拠点を名古屋・八幡・広畑・大分・君津へと展開しました。酸化鉄品質の向上、安定製造の技術を確立した世界最大級の塩化鉄系酸化鉄メーカーです。

当社の酸化鉄は、主に磁性材料（フェライト）の主原料として使用されております。フェライトは、モーター、スピーカー、磁気センサー、ボンド磁石などのハードフェライト（硬磁性材料）、トランス、コイル、ノイズフィルターなどのソフトフェライト（軟磁性材料）に大別され、様々な電子部品・機器に使用されています。また、コピー機のトナーなどに使用されるフェライトキャリア、塗料・合成樹脂・建材・道路・陶磁器などの着色剤（顔料）、保温・発熱材などとしても広く用いられています。

長年の経験により培った製造技術・研究開発・販売の総合力でニーズにあった製品を開発し、長期にわたって安定供給しています。

日本製鉄株式会社九州製鉄所八幡地区にて発生するCr系ステンレス酸洗後の含鉄硫酸廃液を原料としており、冷却晶析法により製造しています。当社の硫酸鉄は、産業排水の中和・還元（Cr⁶⁺⇒Cr³⁺）・凝集助剤、産廃汚泥及び汚染土壌等の不溶化、ボイラー熱交換機の被膜保護用途等として幅広く使用されています。