スラグ加工

製鉄のプロセスで発生するスラグは、年間、全国で約4,000万トンにも達します。それだけに、このスラグを有効に利用できるか、更には高い付加価値を付与して商品化できるかは、製鉄産業にとって大きな課題でもありました。スラグには鉄を作る高炉から生ずるものと、鋼を作る転炉から生ずるものと二種類ありますが、長年にわたる研究の結果、いずれもスラグの成分によって仕分けし、処理・加工することによって、それぞれの特性を活かした各種の資材原料として再生できるようになりました。

徐冷スラグ

徐冷スラグ

高炉から溶融状態で流出したスラグは、ドライピットあるいは、冷却ヤードに放流し、空冷後少量の散水でゆっくり冷却すると、結晶化し岩石状の徐冷スラグになります。その徐冷スラグをブルドーザーで掘削し、破砕プラントで破砕し、用途に応じた粒度にして製品化します。

徐冷スラグは、路盤材、コンクリート用粗骨材等天然砕石と同等に利用されています。

水砕スラグ

水砕スラグ

溶融状態の高炉スラグを、大量の高圧水で急速に冷却すると、ガラス質の水砕スラグになります。その主な用途は高炉セメント用ですが、形状が砂状のため、土工用にも利用されています。また、水砕スラグは角張っていますので、粒形を改善するために軽破砕したものは、コンクリート用細骨材として利用されています。